
今までの温度差発電は人工衛星をはじめとする高温で使用する事を前提で開発されており低音で見向きもされませんでした。
実験装置では銅板で挟むか銅板内に水路をもうける程度で実用化は難しいと思われていました。
ヒートパイプと組み合わせることで熱を持った水以外も利用可能となり効率よく温度差を利用することで慶応義塾大学の武藤教授が
手のひらの温度で発電してモーターを回すデモ機を作成して世間を驚かせました。
ヒートパイプは当初、一般的な円柱の物を利用していましたが熱源の位置に制約、規模を大きくしにくいなどの欠点がありました。
i-cynapでは温度差発電に最適なヒートパイプを調査した結果ティーエス ヒートロニクス社の自励振動式ヒートパイプを利用して
さらに効率よく発電できるようになりました。
| 自励振動式ヒートパイプ | |
![]() |
![]() |
| 自励振動式ヒートパプは効率よく熱を運び、そのまま発電素子に密着 できるので温度差をロス無く発電することができます。 |
|
![]() |
触媒加熱装置は、オイル懐炉です。気化した燃料が白金触媒に接触すると熱が発生します。炎は出ません。 |
![]() |
装置を分解した状態 |
![]() |
|
![]() |
自励振動式ヒートパイプの実験装置(室温との温度差発電) |
![]() |
自励振動式ヒートパイプを使用した集熱装置 |
いままで、熱いと言っても熱量が少ない、温度が低いなどで利用されていませんでした。
規模を大きくする事でヒートポンプや熱交換器を使って熱を集めてからタービンを回すなど一度機械的に変換していました。
今回の温度差発電は機械的な変換はせずに直接電気に変えているので今後も変換効率を向上させる事が出来ます。
温度差発電は温度差があれば発電しますが、発電時に温度が交換されています、冷たい物は暖かく、熱い物は冷やされます。
地下を利用する場合、地下水が流れている場合は冷却に使えますが、地下水が流れてない場合、地下は蓄熱されます。
上手く利用すればどちらのケースでも温度差発電には有利に利用できます。
シリコンを使っている点では同じですが、太陽光発電は光を電気に変換しています。そのため太陽光発電は昼間のみ発電しています。
これに対して温度差発電は昼間に余った熱を蓄熱する事で日没後も蓄熱が無くなるまで発電します。
温度差を持続する工夫により太陽光発電より長時間発電できるのです。
i-cynapでは武藤研究室共同で実証実験をするパートナーを探しています。
お問い合わせは、i-cynap江藤まで。eto@i-cynap.jp